小さい男

この小さい男は、自分が寝静まったあと女がなにをしているか知らない。
自分の中に虫を飼っているように毒を吐き、絡みとられる。
小さな男はバカなのだ。
愛すべきバカ。
そんな存在彼以外みとめないよ。
愛すべきバカは隣で寝息をたて、私の名前を悲壮感いっぱいに呼ぶ。
隣で悪口を綴られてる事も知らない。