自分を嫌いにならなくていいんだと思った。
ちゃんと歌うことは、私にとって大切だった。
その気持は、認めてよかったんだ。
居心地のいい場所は、おそるおそるよじ登ると私に睨みきかした猛獣は飛び降りて
私のために場所があいたような気がした。
今はまだ、椅子の感触を確かめ楽しんでいる。
椅子は立派なので緊張する。
ここは王宮だ。
すこしづつ、まずは慣れてからかな。