二月二十六日

yと話した。
最初はyの誕生日、私が前の人に話しをしたのがいけなかった。
北海道の人と不倫の話しをした。
一人暮らしで不安な時期の相手だったので、その時の自分も思い出して心が陰った。
もう関係が切れていた。
yは会いたいといった。
もう関係が切れているので、会うのは嫌だった。
でも、ステキな人だった。
会わす価値もないような人と私は付き合わない。
それをそのまま伝えてしまった。
yも一度は引き下がったけど、やっぱり会うべきと判断した。
とっても嫌だった。
久々に連絡をとるから、結婚の報告をした。
そしたら一日明けて返事が来た。
おめでとう、まだ彼と仲良くやってるか?みたいな内容だった。
そのメールもすごく嫌だった。
優しさのウラの下心を勝手に感じ取ってしまった。
余裕みたいなものも気持ち悪かった。
私はyに会わせたくなかった。
泣きながら何回も伝えた。
そしたらやっと理解してくれた。
yの誕生日きちんとお祝いしてあげたっかった。
楽しくデートしたかった。
それが出来なくってすごく悲しかった。
そういうのためたくないと思った。
回復まで時間がかかった。
一日、二日、yはすごく不安そうに「帰ってきて」って言った。
そんなの分かってるし、整理ができてないだけだった。
でもyを早く安心させてあげたかった。
三日目、やっと気持ちの整理がつきそうだった。
穏やかになりそうだった。
私も安心したかった。
体調は確かに悪かったけど、私の体調を理由にyはSEXをしなかった。
怒りが爆発した。
私は、yとともに安心したかっただけなのに、どうして拒むのか、しかも理由はyではなく私。
体の持ち主の私がいいと言っているのに、なぜそれを受け入れないのかわけがわからなかった。
SEX以外にも気持ちを伝える方法がある、あせってする必要はない、って言われた。
どちらも知ってるけど、今はSEXがしたいのに。
私はこういうすれ違いや、毎日の喧嘩のつかれ、生活の疲れを甘く見て、前の彼と別れてしまったことを思い出した。
ここでSEXせずに、寝てしまうこともできるけど、ゆずったら深い関係から遠のいてしまいそうで怖かった。
大丈夫ってyはいっぱい言ってくれたけど、同棲経験のないyのこういう言葉は説得力がなかった。
だって分からないんだもん、と思ってしまった。
大丈夫って譲らないから、私が説得してしまった。
そしたらyは自信を失ってしまった。
そんなもんで崩れる自信だったのか、とこっちも自信をなくした。
そこから私がはげました。
しっかりしなさい。っていっぱい言った。
冷静さを欠いていたと思う。でも心が振り回されていた。
そんなことしたくもなかった。
はやく自分を慰めたかった。
そのあとyの仕事が忙しい話をした。
私に振り回されてるって話をした。
私は、はやくyに諦めてほしい。
振り回さないことをあきらめて、自分の好きにやってほしい。
そういったら、彼は肩の荷が下りたと楽になって笑った。
SEXの話をした。
教えてもらうのが少し窮屈って言われた。
yは自分のやりたいこともないのに、じゃあどうすればいいのと思った。
でもやっぱりする、だから教えて、とyは言った。
楽にすればいいのに。
yの好きにされてみようと思ってなんにも言わなかったら、教えてって言われた。
私はまたわけわかんなくなったけど、欲には勝てずSEXした。
今の私、表面はキレイだけど、中はドロドロだ。
はやく中もキレイしたい。